旅立ち

c0027383_111440.jpg今日の17時半頃、ミャーちゃんが旅立っていきました。
推定18才と猫の中では長生きをしたと思います。
今は花を敷き詰めたダンボールの中で安らかな顔をして眠っています。

月曜日に歩くこともできなくなってしまい、病院へ連れて行ったところ癌の転移が早く、体力も落ちているため今後かなり苦しむ事になるので、これ以上苦しまないためにも安楽死を考えて下さいと先生に言われた。
ある程度覚悟していた言葉だったけど辛かったです。
「もう少しこのままで…」
と言うのが精一杯でした。
いつもの処置をしてもらい
「おうちに帰ろうね」
と言って帰宅。
辛そうにうずくまっている姿を見るととても辛く、早く楽にしてあげた方が良いのかな…と何回も思い、母も同じ考えでした。
でも身体の自由がきかなく立てなくなってもトイレへ行こうとしたり、辛くても必死に生きようとしているように見え
「最後の時まで家にいさせてあげよう」
と母に言うと
「飼ってもらいたくて外でずっと鳴いていたよね」
「最後までおうちにいようね」
と、最後まで見守ることに。
今日は朝から夕方まで4回ほど発作がおき、最後は眠るように息をひきとりました。

まだぼくが東京に住んでいた17年くらい前に、帰省した時に初めてミャーちゃんと出会った。
初対面なのにいきなり身体を触らせてくれて、お腹までだしてゴロゴロして人懐っこいのでどこかの飼い猫だと思った。
帰省するたびに姿を見かけ、母に聞くとどうやらノラ猫らしく、庭でご飯を毎日あげる事になったと言っていた。
そのうちムーニャンを含め三匹を出産。(ムーニャン以外は貰い手がいた)
母に生まれた子猫を一匹ずつくわえて見せにきたらしく、そのくらい母はミャーちゃんに信頼されたようだった。

やがてぼくは東京を離れ実家に帰ることになった。
それからいつもぼくの姿を見かけるとミャーミャー鳴きながら走ってきて、足元でお腹をさすってぇ~とゴロゴロ状態になり、いつもお腹をさすってあげた。(写真はこの時に撮影)
しばらくしたある日、部屋の窓がドタドタと物凄い音がしてカーテンを開けるとミャーちゃんの姿が…
ぼくの部屋は二階にあり、ぼくが部屋に入ったのが分かったらしく一階窓のひさしからジャンプして窓の手すりにしがみついていた。
ビックリして慌てて部屋に入れ、それ以来一緒に寝るようになり朝外に出す毎日が続いた。
飼ってあげたかったが父が猫嫌いなので飼ってあげる事ができなく、毎日庭から家を覗き見て
「私を飼って下さい!」
とミャーミャーと鳴いてアピールしていた。
あまりにも必死にアピールする姿を見て父も可愛そうに思ったらしく、ミャーちゃんのアピール勝ちで正式に飼ってあげることになった。
家に入ったミャーちゃんはとにかく膝の上が好きで、家にいる時は母かぼくの膝の上にずっといて、寝る時は腕枕が好きで夏の暑い時も一緒に寝て、たいていの時間はぼくの部屋で過ごしていた。

5年ほど前からあいついで四匹猫を飼うことになり、最初の二匹(チビ&ユキ)は父に内緒でぼくの部屋で飼っていたため、それ以来ミャーちゃんはぼくの部屋どころか二階にも上がってこなくなってしまい、初めてチビを見た時の淋しそうな表情をしたミャーちゃんの顔は今でも忘れません。
最後にミャーちゃんと一緒に寝たのは昨年の二月。
茶太郎が布団にオシッコをしてしまうクセがなおらなく、自分の部屋を追われたぼくは二階の物置部屋に寝袋で寝ることになり、寝ていると身体の上を何かが歩いているのに気がつき目を覚ますとミャーちゃんでした。
寝袋のチャックを開けると寝袋の中に入ってきて、昔のように腕まくらをして5年ぶりに一緒に寝ました。
この時はとても嬉しかった。
次の日も来るかな?と楽しみにしていたけどそれ以来来ることはなかった…
最後の5年間は猫が急に増えてしまい、静かに余生を過ごさせてあげられる事ができなく本当に申し訳ないことをしたと思っている。
おとついから辛そうなミャーちゃんを見て謝ってばかりいた。

今頃はどの辺りにいるんでしょう。
迷子になったりしてないかな…
たぶんミャーちゃんの事が好きだったバッチャが迎えにきてくれているよね。
トラちゃん、チビ、モンチ、ブッチ、バッチャ、ムックリ…ミャーちゃんがそちらに行きました。
生きた時代は違うけど、みんな家族だよ。
仲良くしてあげてね。

ミャーちゃん本当にごめんね。
そしてありがとう。
[PR]
by santaro_03 | 2007-06-07 01:19 | 旅立ち