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京都&奈良の旅〜大徳寺聚光院編〜

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14時過ぎに聚光院門前に到着。
門には『拝観謝絶』の文字が!
ここってフツーに拝観できないんだ!とビビる…
門の横に小さい勝手口のような入口があるのでその扉を開けて恐る恐る中へ…
ちょうどお坊さんらしき人がいたので、名前を言うと
「あぁ〜!三太郎さん。今ちょっと忙しいので申し訳ないけどあと30分〜40分ほど後で来てくれる?」
と言われ隣にある総見院で織田信長のお墓や木像を見て時間を潰し、再度聚光院へ。
聚光院に入ると先ほど応対してくれたお坊さん(T氏)がいて、荷物を置いて中へどうぞ…と中へ入れてくれた。
お坊さんT氏が
「今、久さん(知り合いの修行僧)は「本派専門道場」で修業中で出てこれないから私が案内させてもらいます」
と言って聚光院内を案内してくれた。
ぼくとしては知り合いの修行僧氏にちょっと会えたらなぁ…と思って来たので、案内してくれるなんて思っていなかったのでちょっと恐縮。

聚光院って襖絵が有名な事しか知らなく通された部屋の前まで来ると、
「拝観する時は廊下で見てもらうんですが、久さんに頼まれたのでどうぞ…」
と言って部屋に入れてくれ、目の前に襖絵!
襖のほんの数センチ前で狩野永徳、狩野松栄の襖絵の説明を詳しくしてくれ、こんな目の前に国宝が…
マスクしなくていいの?と怖くなった…
お寺の人達って国宝だからと言って特別に管理しているのではなく、フツーに使っているのでさらにビックリ!
続いて「知り合いにお茶を習っている方はいますか?」
と聞かれ、そんな高貴な趣味を持っている人はいないと言うと
「そうですかぁ〜、残念ですね。この部屋は茶道をやられている人の憧れの部屋なんですよ」
「茶道の聖地みたいな部屋で、この部屋に入った事があると言うとビックリされますよ」
と言って、茶室『閑隠席』に入るように促される。
そ、そんな部屋に入ってもいいのか?とビビり、丁重に断ると
「せっかくなのでどうぞ…」とさらに促され、畳の上に座り、一通り説明を受けるが良く解らないがとにかく凄そうな事は十分伝わりました。

ちょっと周りに気をつけてねと言われ、納戸みたいな部屋にも入り『お宝鑑定団』にでてきそうな茶碗や掛け軸の説明を受け、最後に百積の庭が見える廊下に腰を下ろし話しを聞いた。
約1時間半ほどみっちりと説明をしてくれて、まさか案内をしてくれるとは思っていなかったのでお礼を言うと
「久さんに頼まれたからね、久さんの人徳だよ。その久さんが案内を頼むと言わせるあなたの人徳でもありますよ。」
と言ってくれ、さらに恐縮…
聚光院を出る時に「みなさんで食べて下さい」とお土産に持ってきたうなぎパイを渡すと「私、浜松出身なんですよ(笑)」と受け取ってくれた。
久さんに会えるか解らないけど…
と言って修業している寺へ移動して呼んで来てくれて、1分ほど会う事ができた。
新潟で会った時と変わらなくなんだかホッとした…

最後に高桐院、大仙院を案内してくれた。
聚光院を出た後はかなり肩がこっていた…
かなりビビりまくり肩に力が入っていた模様。
でも貴重な体験でした。
京都はまだまだ紅葉がきれいでラッキーでした。
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by santaro_03 | 2005-12-08 00:05 | 野外活動